2月27日 倉賀野-金島 群馬幹線で群馬を目指す旅 その9

Xふれあいの鉄塔から、とりあえず電線の進む方向に進みました。

群馬幹線51号?プレート
奥の鉄塔は、根元にしっかり群馬幹線表記です。
じゃあ、このルートで間違いないのでしょう。

と、数基進んで行ったら、関越道を超えたところで何やら工事の気配。

上越幹線51号
鉄塔の先に電線がありません。
どうやら鉄塔の建て替え工事をしていたようです。
丁度、建て替えの新しい鉄塔は組みあがり、次に延線、と言ったところです。
しかますますおかしいです。
群馬幹線は金井発電所付近を除いて建て替えは完了しているはずでは、
と思いながらプレートを見ました

・・・んんん!?
上越幹線51号プレート

どどどどういうことですか!ここまで群馬幹線だったのに!
いきなり上越幹線になるなんて・・・。
同一の送電線なのに名称違い!?
訳が分からなくなってきました。
では、並走しているもう1つの送電線はどうなっているのでしょうか。

東側に進んで、目に入った鉄塔のプレートに目をやると、
「群馬幹線」の表記。
こっちも群馬幹線!?

しかしここで謎が解けました。
恐らく、最初の鉄塔の群馬幹線表記は、上越幹線建て替え中の暫定措置なのでしょう。
上越幹線59号で交差ではなくX状になっていたのも、
群馬変電所で群馬幹線の開閉装置が2回線共に開いていたのも、このためでしょう。
群馬幹線は、上越幹線59号から群馬変電所まで分岐がありませんでした。
そのため、分岐のある上越幹線の老番側と暫定的につなげて、
群馬幹線の若番側からやってきた電気を、
上越幹線・上郡線経由で群馬変電所に運んでいるのでしょう。
そうしないと、金井発電所よりも山側からやってきた電気が行き場を失うか、
上越幹線から分岐する需要家や変電所に電気が行き届かない、ということになるのでしょうかね。

まあ、推測でしかありませんが、とりあえずそういうことだと思って進みます。

群馬幹線66号
進みますと言っても、一旦、上越幹線59号付近まで戻らねば・・・。

そこから順番に進みます。
暫定群馬幹線に使われている番号は、正規ルート上では欠番となっており、
重複させない工夫が読み取れました。

群馬幹線45号
段々、周辺の風景が山里らしくなってきます。
しかし住宅等が多いことには変わりありません。

そして、関越道をまた跨ぐというところで、
佐久線が分岐していました。

佐久線5号
佐久線を辿ります。
この送電線自体は普通です。

しかし、1号鉄塔まで行きますと、名物の佐久発電所が見えます。

佐久発電所
今回は時間の関係で川の対岸から眺めるのみです。
巨大なサージタンク(水圧鉄管の水量が急激に変化した時の圧力を逃がすためのタンク)と
昭和3年建設当初の建屋そのままで残っていることで有名です。
対岸ですが、とりあえず群馬県内の発電所訪問第1号としました。

群馬幹線39号
群馬幹線に戻ってきました。
39号から佐久線分岐でしたが、佐久線は以前、この鉄塔を超えて
上越幹線にもつながっていたそうで、その名残で
佐久線の反対側にも分岐できる格好となっています。

そして、再び田園地帯やら住宅街を進みます。
近くには家電量販店もあるほどです。

群馬幹線23号
そして、やっと山らしい地形になってきました。

しかし、途中で川を超えるところがあったために迂回した程度で、
まだまだ住宅街でした。
それより、自転車の後輪リムに亀裂が入っていたことの方が問題です。
あああ、もう寿命でしょうか。

群馬幹線16号
番号もどんどん減っていきますが、相変わらずの住宅街。
とても水力発電所近辺の鉄塔とは思えません。

そして、番号はとうとう1ケタへ、
10号鉄塔から

群馬幹線10号
鉄塔の雰囲気が違う?猪苗代旧幹線に似てる・・・。
そうです。
これが群馬幹線建設当初からの鉄塔です!
猪苗代旧幹線と似ているのは、気のせいではなく、本当に同線の鉄塔を模しているのだとか。
ちなみに、この鉄塔は最下段の腕金下を、ちょっとだけ嵩上げしているように見えます。

群馬幹線8号
山々とも写真を撮ります。
建設当初の鉄塔と山々をのコラボを楽しめるのは、もうこの区間だけです。
逆を言えば、なんで1ケタ台だけ取り残された様に建て替えられていないのかが気になります。

群馬幹線6号
6号鉄塔では、近づくことができました。
本当に小さな大正11年の鉄塔です。
大正時代製の鉄塔は久しぶりに見た気がします。
10~6号まで懸垂鉄塔でしたが、全てバランス耐張となっており、
オール懸垂碍子装備のものはありませんでした。
バランス耐張の鉄塔が全く存在していなかった猪苗代旧幹線とは逆のパターンです。

群馬幹線3号
で、この区間の謎が、6号の後、5号4号が飛んで3号になっていることです。
3号鉄塔は妙に高いです。
恐らく、建設当初に鉄塔を建てる場所か何かで変更があり、やむなく鉄塔を高くして、
番号を飛ばした、と考えられます。

そして、そのすぐ先に、ゴールが見えてきました。

いよいよ!

群馬幹線1号

群馬幹線1号プレート

祝!群馬幹線踏破
昨年から4回に渡って追跡してきた群馬幹線。
「幹線」と名のつく送電線では2路線目の踏破です。
しかし、猪苗代旧幹線に比べて、圧倒的に楽な地形でしたから、
逆に「幹線」をわずか4回の追跡で踏破できたのか、と思っています。

金井発電所
送電線の有名所、金井発電所です。
大正11年に運転開始したというこの発電所こそ、
群馬幹線の故郷です。
やっぱり、ここまで来ると、やり遂げた感はあります。

しばらく眺めておりましたが、発電所の観察もしたいので


金井発電所
近くを走るJR吾妻線の反対側から変電設備を眺めます。
もともと群馬幹線だけの接続だったと思われますが、後にたくさんの送電線がつながり、
拠点変電所の様な役割となり、発電所がおまけのようになってしまっているのが
ここの面白いところです。

さて、時間もいい感じになってきたので、ここまでとします。
最寄駅は金島駅でしたが、到着してから数分後に登り列車が来るという、
丁度いいタイミングでした。
そして、これまでの旅の途中で出会った群馬の送電線を辿る機会を想像しながら、
前回同様高崎線と小田急線を延々乗りついで帰路につきました。

~おまけ~
渋川発電所
金井発電所から、1回線の送電線が伸びていますが、
この送電線が、また別の発電所につながっています。
時間がなかったので、非常に揺れる吾妻線の車窓から撮ってみました。
ネットでは、ただの小さな発電所というイメージでしたが、実際見てみると、
立派な水路橋などを確認できました。
これは、いろいろと期待できそうです。
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名前 プラ太郎
現在 電機設備メーカー
趣味 鉄道・送電線・トミカ・プラレール

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