8月14日 猪苗代旧幹線山線と発電所探索

阿賀東線を走破した次の日
白河のネットカフェで一夜を過ごし、再び磐越西線に乗って磐梯町へやってきました。
今回は昨年と一昨年に起点終点だけ撮影していた
「猪苗代旧幹線山線」の踏破がテーマです。
しかし、その前に、去年から撮りたかったものがあります。

駅から集落を通り、交通量のある道路を走って猪苗代新幹線の
鉄塔を見た後坂を下ると見えてきました。
どーん!と

猪苗代第2発電所
猪苗代第二発電所が見えてきました!
これがずーっと撮りたかったお宝発電所です。
いやぁ、スケールが大きいですなぁ。
では下へ参りましょう。

猪苗代第2発電所
大正7年に建設された発電所です。
建屋は赤レンガで出来ており、あのJR東京駅丸の内駅舎と同じ方の設計だそうです。
言われてみれば雰囲気が似ています。
こんな大型の古典建築が残っているのは、すごいことです。
しかし、じっくり眺めてみると、写真で見るよりも小ぶりに見えます。
規模としては猪苗代第一発電所より一回り小さい感じでしょうか。
おまけに、変電設備側からみた正面は、平面上にまとめられた造形で、
窓枠のアルミサッシも手伝って昭和30年代ぐらいの設計にも見えなくもないような?
もちろん、その優雅さはあまり戦後の建築では見られないほど美しいのですが。

猪苗代第2発電所
建屋を斜めのアングルから眺めます。
シャッターのある側の壁は、大正時代特有の造形となっており、
また、意外に凹凸のある構造で、現代の建築に見られないような特徴的な姿をしています。
正面のおでこ当たりに丸いものが見えますが、
これは、完成当時の発電所の持ち主であった
猪苗代水力電気の紋章が書いてあったのだとか。
どんな紋章だったのでしょうかね~。

というわけで、美しい発電所に入り浸たり終わってから
もう1つのメインテーマである猪苗代旧幹線山線をたどります。
猪苗代旧幹線山線30号
発電所から登って、膳棚開閉所方面に向かおうとすると、
山線30号鉄塔が見えてきます。
しかし、いつ見てもこの鉄塔は謎です。
猪苗代第2発電所からの送電線であったことは確かなのですが、
旧幹線山線のこのタイプの鉄塔の建設年は発電所より4年早い大正3年となっているのです。
発電所が出来たのが大正7年なら矛盾しますし、
大正3年なら、一般的に言われている「大正7年運転開始」という情報と
ブランクが生じます。真実は一体・・・?

何はともあれ、昨年の未撮影区間であった32号までは撮影できたので
そこで戻ります。

猪苗代旧幹線山線29号
30号向かい側の29号は、いきなり鉄塔の形が変わります。
この先鉄塔の形にバラエティーがあったので、
使い古した鉄塔の寄せ集め路線なのでしょうか?

猪苗代旧幹線山線28号
猪苗代第2発電所からの電線が合流する鉄塔は見えました。
しかし、どこからどう回っても近づける場所が見当たりません。
発電所からの送電線も、3基も鉄塔があるのに、全て名称未確認。
ここまで近づきづらいとはまさに撮影者泣かせ、といったところでしょうか。
とりあえず、猪苗代第一発電所の猪一線に習って
分岐線は「猪二線」ということにしましょう・・・。

猪苗代旧幹線山線27号
しかし、景色はすばらしいです。吾妻山など、
磐梯山や周辺の山々を拝むことができます。
まさに「高原」という感じがします。

猪苗代旧幹線山線24号
さて、そんな山線の鉄塔に早くも変化が見られました。
真ん中の腕金がくねっている形となり、
構造的に戦前の鉄塔ぽいです。
山線の建設年は旧幹線の本線タイプの鉄塔以外は
昭和20年と表示されているはずですから・・・。

そのまま畑や林の広がる高原を進んでいくと、大きな水路、
そして、明らかに発電所のものと思しき池がありました。

猪苗代第3発電所余水吐
いうなれば発電所の上部水槽ということです。
水がたくさん流れ込んで来た時は、この堰の上から自然に水があふれて、
発電所に流れ込みすぎないようになっているようです。
こういう設備のことを余水吐というそうです。
ただ、上からは溢れていないのに、石積みの隙間から
ちょろちょろ水が流れ出ている様子を見ると、
物理的にも寿命なのかな・・・と思ってしまいます。

ここから水路の対岸に渡って、その先にあった道路を下ると、発電所が見えてきます。

猪苗代第3発電所
こちら、「猪苗代第三発電所」です。
猪苗代第四発電所と同時に建設されたようで、
建屋が全く同じです。この発電所もお宝級といえますが、
何分見えずらいです。感動が半減・・・。

さらに、この発電所からの送電線は、山線に合流しており、
今までの予想だった猪苗代新幹線に接続という考えを覆したのでした。

その他、周辺の発電所からの送電線である「戸ノ口線」と「日橋川線」が繋がっていました。
山線は分岐鉄塔周辺に欠番・・・。

日橋川線
結構ミニミニな日橋川線。建設年も昭和59年と確認できました。
続きはまたいつか・・・。

その後も山線は長閑な風景を進んでいきます。

東長原支線4号
途中で東北電力の送電線とも交差しました。
名前は「東長原支線4号」、新たな鉄塔と出会いです。
周りには住宅もちらほら見かけるようになり、
高原という雰囲気は薄れていきました。

猪苗代旧幹線山線13号
そして、山線初の建て替え鉄塔もありました。
確実に起点に近づいています。

猪苗代旧幹線山線12号

猪苗代旧幹線山線12号プレート
そして、この先で磐越西線を跨ぎ、番号は1ケタ台へ。
1~4号鉄塔は撮影済みです。

猪苗代旧幹線山線8号
景色は田園風景に。
鉄塔はまっすぐ進みます。

猪苗代旧幹線山線4号
そして、遠目に4号鉄塔を撮影して、山線コンプリート!
これでウォーク・サイクリングしたコースが、自宅から祖父母宅までほぼ繋がりました!
(第四発電所そばの日橋川は越えておらず)

この後乗車する予定の磐越西線の列車の時刻も迫っていたので、
足早に山線を後にしました。
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名前 プラ太郎
現在 電機設備メーカー
趣味 鉄道・送電線・トミカ・プラレール

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